「ある日、少女が空から降ってきた・・・」
1986年公開、スタジオジブリ初制作の宮崎駿監督作品「天空の城ラピュタ」
今もなお人気を誇り名作の名を語り続ける本作の魅力をご紹介いたします。
天空の城ラピュタあらすじ
物語は、スラッグ渓谷の鉱山で働く見習い機械工である少年パズーと、空から降ってきた、不思議なチカラを持つ青い石「飛行石」を持った少女シータ、二人が出会い始まる。
シータは政府から逃げ飛行船から落ちたところをパズーに助けられる。彼女は、先祖秘伝の飛行石のペンダントを狙われ、政府や海賊から追われていた。飛行石は、空に浮かぶ伝説の城「ラピュタ」に関わるモノであった。パズーは、ラピュタの発見に関して詐欺師の汚名を着せられたまま亡くなってしまった父のため、ラピュタは本当に実在するのだと証明することを夢見ていた。シータもまた、飛行石やラピュタの秘密を知りたいと思うようになる。政府や海賊から追われながらも、二人はラピュタを目指し冒険の旅へと突き進む。
〈関連記事〉
・天空の城ラピュタ飛行石とは?グッズも
・天空の城ラピュタロボット兵!名前は?モデルも
本作主人公・ヒロイン
パズー（声：田中真弓)
本作主人公。明るく元気な10代前半の少年。両親を亡くし天涯孤独であるが、鉱山の親方や町の人達と親しく愛嬌もあることから、可愛がられている。シータやドーラ達を助けにいく姿はまさに行動力溢れた正義感そのもの。トランペットが得意。
シータ/リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ（声：横沢啓子）
本作ヒロイン。山奥にあるゴンドアという谷で暮らしていたが、政府に拉致られる。2本の三つ編みのおさげが似合う美少女。穏やかで心優しいが、海賊や政府に立ち向かうなど勇敢な一面もある。
空中海賊「ドーラ一家」
マ＝ドーラ（声：初井言榮）
空中海賊「ドーラ一家」の女首領であり、年齢は50代とのこと。頭もよく決断力もあり、三人の息子や子分たちには信頼を置かれていることが本作では窺える。
シャルル（声：神山卓三）
豊かな口髭を蓄えた30歳のドーラの長男。プディングが好き。
ルイ（声：安原義人）
ちょび髭を生やした25歳のドーラの次男。ミンス・ミートパイが好き。
アンリ（声：亀山助清）
ドーラ一家の飛行船であるタイガーモス号の操縦士を主に務めている20歳のドーラの三男。無口。
ハラ・モトロ（声：槐柳二）
タイガーモス号のドーラの父の代からいるベテラン機関士。
カ、キ、ク、ケ、コ
ドーラの部下5名。カはポルトガル人。キはエジプト人。クは中国人。ケは日本人。コはセネガル人。
政府・軍の人たち
ムスカ（声：寺田農）
政府より派遣された特務機関所属の諜報員であり、階級は大佐。視力が悪く、度の入ったサングラスを掛けた本作の悪役。銃が腕前がすごく、丁寧な口調で一見紳士のように振る舞うが、自身の野望のためなら一切手段は選ばない冷酷な性格。
モロウ将軍（声：永井一郎）
政府軍のティディス要塞の司令官で、ラピュタ探索の指揮を執る軍人。階級は中将。短気な性格であるが、作中では自ら先頭に立ち突き進んだりと、部下からの信頼は非常に厚い。
黒眼鏡（声：大塚芳忠、菅原正志）
特務機関員。ムスカに忠実な丸い黒眼鏡、黒スーツに身をつけた二人の部下。
スラッグ渓谷
ポム（声：常田富士男）
パズーとシータが廃坑内をさまよっていた際に出会った風変わりな老人。廃坑の中を一人放浪することを楽しんでおり、鉱物に精通し、飛行石についての情報を提供してくれたり、二人を出口まで案内してくれたりと優しいおじいさん。
ダッフィー（声：糸博）
スラッグ渓谷で働く鉱夫で、大型機械を扱うベテラン機械工。パズーの親方。空賊であるドーラ一家に怯むことなく立ち向かうような荒っぽい性格で、仕事にも厳しいが、奥さんには頭が上がらない。
おかみさん（声：鷲尾真知子）
ダッフィーの奥さん。度胸もあり肝の据わったカッコいい女性。パズーを息子のように可愛がっている様子。
マッジ（声：TARAKO）
ダッフィー夫妻の娘。パズーと仲が良いらしい。
軽便鉄道の機関士（声：西村知道）
軍隊や海賊から追われるパズーとシータを助けてくれた老機関士。パズーとは以前から知り合いのよう。
その他人物
シータの祖母（声：鈴木れい子）
故人。シータが幼い頃、おまじないとラピュタにまつわる様々な呪文を教えてくれた。
パズーの両親
共に故人。父は冒険飛行家であり、伝説のラピュタを発見し、写真に収めるが、人々には全く信じてもらえず、詐欺師の汚名を着せられたまま亡くなってしまう。母については語られていないが、パズーの家のラピュタの写真のすぐ下に遺影写真がある。
天空の城ラピュタ結末は？
小説版のエピローグでは、以下のようになっています。
ラピュタの一件後、パズーはスラッグ渓谷へ、シータはゴンドアの谷へ帰っているようです。二人は別々に暮らしてはいますが、文通をして交流を続けています。いつかまた再会した際は、ラピュタのことなど仲良く語っているのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか？ラピュタを目指し突き進む二人の冒険に心がワクワクしますよね。個性豊かなキャラクターも魅力的な本作ですが、キャラクターだけでなく有名なセリフや名言もたくさんあります。今もなお色褪せない名作を何度でも観て楽しみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント